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NGOとは何?NPOとの違いは?

 

テレビや新聞などで良く聞く言葉、

NGOって何だか知っていますか?

 

ボランティアの組織だっけ?国連とは違うの?

など、意外と知っていないものですね。

またNPOとの違いはなんでしょうか?

 

NGOとは?

 NGONon-governmental Organization の略です。

日本では非政府組織民間団体と言われています。

 

疫病、貧困、飢餓、環境などのグローバルな課題に対して、

国家や国際機関とは違う、市民や民間としての立場から、

国境や民族、宗教の違いを乗り越え、

利益を目的とせずにこれらの問題に取り組む団体のことです。

 

国境なき医師団、国際アムネスティ、国際赤十字

などが代表的なNGOです。

国際連合ビル

NGOの活動内容は?

NGO 活動の対象分野は、

環境、人権、平和、開発援助などに

大きく分けることができます。

 

最近では子供への教育、医療、職業訓練、

女性問題、開発援助などへの対策のために

活動しているNGOが増えています。

 

活動の方法としては、

災害や疫病、飢饉などへの救援や、

世界各地に向けた情報提供や啓蒙

また、各国政府や国際機関などに

政策の提言を行う活動や

フェアトレード(公正な貿易)など様々です。

 

川嶋あいさんの南米パラグアイ訪問記で、

日本のNGOの活動を取り上げています。

 

そもそもNGOの由来は何?

NGOという言葉が初めて使われたのは、

1945年に調印された国連憲章71条です。

 

71条には

「経済社会理事会は,その権限内にある事項に関係のある

民間団体と協議するために,適当な取り決めを行うことができる」

とあります。

 

つまり1945年に調印された連憲章71条で

NGOの定義が決められました。

その上で、国連の主要機関の一つである経済社会理事会で、

NGOがオブザーバーとして参加資格が

認められたことになります。

 

1945年とは第二次世界大戦が終結した年ですが、

当時は戦場なった各地の復興や、ユダヤ人などの

難民問題が国連にとっての主要なテーマでした。

 

国連は、加盟国の政府を単位として成立していますが、

今もそうですが、当時も利害関係から国家間で対立しがちで、

国際的なルールを決めたり、問題を解決するのに心もとない状況でした。

 

そこで、国連が、経済社会理事会にNGOをオブザーバーとして

参加させることで、各国政府の利害対立を抑える緩衝材として

働かせようとしたわけです。

 

ですので、今でも正式なNGOとは、

経済社会理事会にオブザーバーとして

参加資格がある団体(現在約3,500)を指しています。

1946年は、41団体

1992年は約700団体といいますから、

爆発的に増えていますね。

最近はNGOの定義があいまいに

しかし最近では

しっかり活動している団体や怪しい団体も

NGOを名乗ってしまっている様な状態です。

 

NGOの活動領域がどんどん広がっていますから、

これはしょうがないですね。

 

したがって、現在では、

地球規模の問題の解決に取り組んでいる

民間の団体のことをまとめてNGOと呼んでいます。

 

ただ、あまりにも増えすぎたため欧米では、

あるNGOを評価するのに、活動実績の他に、

どの国際会議に参加資格を持っているか

確かめるようですね。

 

日本では、NGOといえば発展途上国を中心に

活動しているイメージがありますが、

実際はスイスのジュネーブなどで、

国際会議に参加して影響力を保つことも

重要な活動です。

また、それがNGOの資金集めに役立つという

こともあります。

NPOとNGOの違いは?

NPO Non-profit Organization の略であり、

直訳すると非営利組織になります

 

NPOもNGOも非営利で非政府であるという所では同じですが、

日本ではNGOというとグローバルな活動をしている

比較的大きい組織を意味する言葉として使われ、

国内で活動をしているいる比較的小さな組織のことをNPOと呼んで

区別しています。

 

東日本大震災の復興でもNGOが

ずいぶん支援活動を行っています。

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