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パーカー ソネット 万年筆のレビュー!おすすめと評価は?

 

日本人に昔からなじみのある筆記具メーカーのパーカー

高度成長期には、サラリーマンの3種の神器の1つと言われるくらい、

パーカーは憧れの的でした。人気はいまでも根強いものがありますよね。

 

中でもソネットシリーズ知名度もあり、雑誌やネットなどでも

万年筆初心者の方へ、1本目のおすすめ万年筆として

取り上げられているのを目にします。

 

ただ、管理人はソネットを2本利用持っていますが、

初心者向け?ちょっとそれはちがうんじゃないか?

と思うこともあるので、レビュー・評価を書きたいと思います。

パーカー ソネットのレビュー

パーカーソネットはペン先が18金スティールペン先2種類があります。

管理人は18金のペン先のソネット、オリジナル ラックブラックCTを

現在利用していますので、今回は18金バージョンのレビューです。

 

parker sonnet

 

ソネットシリーズはパーカーの万年筆としては、中堅どころのシリーズですね。

定価1万5千円前後、ネット価格最安値は約1万円を切っています。

 

国産の万年筆とほとんど変わらない価格で、18金ペン先の万年筆を

買えるのはお得感があります。

 

価格の安さから、ソネットは万年筆初心者の方へ1本目のペンとして

おすすめする方もいます。

 

ただ、私は後述するように、このペンはクセがあるので、

あまり1本目の万年筆としておすすめしません

 

むしろ万年筆を日常的に使う方が2本目、3本目の万年筆として

買うのに向いていると思います。

 

ペンの材質やバランス感は?

ソネットシリーズは金属製の軸です。金属製ながら、意外と軽いです。

そうはいっても、ペリカン スーベレン800、モンブラン 146などの、

大型の万年筆とほとんど同じ重さです。

 

長さこそ、他の万年筆とあまり変わりませんが、

軸の太さがずいぶん細い印象です。

 

普通の100円ボールペンが、少し太くなった感じ

と言えばよいのでしょうか。

 

キャップをペンの後ろにさして筆記しても良いですし、

キャップを差さずに筆記しても大丈夫です。

 

細い万年筆を好まない人は、キャップをさして筆記した方が、

よいかもしれません。

 

管理人は比較的太めの軸が好みですが、

細めな軸のソネットは、メモ用として重宝しています。

 

キャップも、はめ込み式(ネジ式ではない)なので

簡単に外せるのも便利です。

 

parkr sonnet3

 

筆記感は?

昔に比べて硬くなったと言われますが、ソネットのペン先は

けっこう柔らかいです。インクフローも豊富ですので、

筆圧をかけなくてもサラサラ書けます。

 

パーカーの字幅は国産よりも太めです。

ソネットのF(細字)が、国産のM(中字)ぐらいの太さになります。

 

ちなみに、インクの吸入方式はコンバーター方式になります。

 

ソネットの欠点!

ソネットの欠点というより、パーカーの万年筆は

キャップの先端に、穴があいているので、

インクが大変乾きやすいという欠点があります。

 

人によっては、壊れていると思ってクレーム

つける人もいるみたいです。

 

子供がキャップを誤飲した時の空気を通すためという説や、

キャップを取った時のインク漏れを防ぐため、など

いくつかの説があるみたいですね。

 

そのためソネットは夏場に2~3日冬でも1週間も使わないと、

ペン先のインクが乾いてしまいますのでペン先のメンテナンス

必要になります。これは結構めんどくさいです!

 

すでにソネットを持っていてインクの乾きが気になる方は、

キャップ先端部分通気孔が開いていますので、

セロハンテープで止めれば多少はインクの乾きが改善されます。

 

もちろん、あまりカッコよくありません・・・

 

ソネットの総評は?

ソネットは安価で初心者向け万年筆と言われながら、

クセのある万年筆で注意が必要です。

 

外国産万年筆の中では、メジャーであり安価ですので

プレゼントされたり、文房具店で進められて買ったりなどで、

1度使った方も多いと思います。

 

ただ前述しました通りソネットは、インクが乾きやすい万年筆です。

 

あまり万年筆を使わない人がソネットを使うと、

1度使った後1週間ぐらい後に、もう一度使おうとしたら、

インクが乾いて出ない!

 

そして、万年筆がめんどくさいと思いその後、

ソネットを放置してしまう・・・

そんな事が起きやすい万年筆です。

 

ですので、ソネットを万年筆初心者の方が始めの1本として使ったり、

プレゼント用として購入するのは、あまりおすすめしません

 

むしろ、1本目の万年筆としては1万円前後の国産万年筆や、

少しお金がある方は2万円ほど出してウォーターマンのチャールストン

購入した方が良いと思います。

 

 

ただソネットは、安価な金ペン万年筆であり、柔らかいペン先

取り回しの良いサイズなど魅力ある万年筆です。

 

そのため、ある程度万年筆を使いなれた方

2・3本目の万年筆として持つのがよいのではないでしょうか。

 

 

ご参考になれば幸いです。

 

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