本格万年筆を1本ぐらい持っておきたいと思っても、
外国製の高級万年筆に何万円も出すのはちょっと・・・
という人は多いですよね。
以前のエントリーで5,000円以下の入門用の万年筆として、
ドイツ ラミー社のサファリ万年筆をおすすめしました。
また、2万円程度で買える、外国産万年筆では、
ウォーターマンのチャールストンをおすすめしています。
そこで今回は、約1万円で買える管理人おすすめ万年筆として、
プラチナ #3776センチュリー万年筆を紹介します。
お得な1万円クラスの国産万年筆
せっかく1万円出して万年筆を買うのですから、
金のペン先がついている万年筆がほしいですよね。
国産万年筆メーカーはプラチナの他に、
パイロット、セーラーがありますが、各社とも1万円で
14金のペン先がついている万年筆を発売しています。
1万円は書き味、品質などにおいて、本格的な万年筆の
要素を満たした基本的なクラスです。
つまり、メーカーとしての基本が問われてくる
価格帯なのですが、国産3社とも優劣をつけるのに困るほど、
高品質な商品を提供してきました。
ところが最近、プラチナ万年筆が1万円クラスの万年筆を
新規にリニューアルして1歩リードした感があります。
1年後でもペン先が乾かない?
プラチナ#3776 センチュリー
万年筆に対して「お作法がうるさそう」「インクがすぐに乾く」など
よい印象を持たず、手を出さない人は多いかと思います。
管理人も万年筆を使い始めのころ、インクをいれたまま放置して
ペン先を乾かしてしまい、万年筆ってめんどくさい・・・とペン先を
洗いながら思った記憶があります。
そんな、万年筆の欠点の1つを克服すべくプラチナ万年筆が、
開発したのがスリップシール機構と呼ばれるものです。
そのスリップシール機構が、定価約1万円の
#3776 センチュリー万年筆に付けられ、新しく発売されました。
この万年筆のうりは、キャップさえしめておけば1年間放置しても、
インクは乾いておらずすぐに使える点にあります。
通常の万年筆は半年もすれば、ほとんどの万年筆のペン先は
乾燥でカチカチになりますので、これはすばらしいです。
スリップシール機構のしくみ
これがインナーキャップの気密性を向上させる
スリップシール機構です。
ペン先を収納してキャップのネジを締めると、
バネが縮みクルッとインナーキャップが回ります。
そうすることで、首軸(万年筆持つ部分)の先端と
インナーキャップの隙間をしっかり密着させて
気密性を確保するしくみになっています。
通常、キャップ内の気密性をあまり高めると、
キャップをとる時に、キャップ内の気圧の変化から
インクが漏れる可能性があるんです。
そのためメーカーによっては、インク漏れを防ぐ目的もあり
気密性を緩めにしていると言われています。
パーカーなどが代表例ですね。
それが、スリップシール機構のバネの力により、徐々に気圧
を変化させて行くことが可能になるので、インク漏れの問題を
解決しながら気密性を確保することに成功しているわけです。
万年筆に興味があっても、あまり使う機会がなくて
ペン先を乾かしてしまう人が多いんですが、
これだと、年賀状だけの使用でもOKです。
さすが世界に誇るメイドインジャパンですね。
かんじんの#3776 センチュリーの使い勝手は?
標準的な万年筆と比べたらやや小型なサイズです。
重さも軽めですし、女性の手にはジャストなサイズではないでしょうか。
ペン先の硬さは、セーラーやパイロットなどに比べたら硬めで、
サリサリっと鉛筆を少しなめらかにした様な書き味が特徴です。
使い続けると少しづつより滑らかになって行きます。
プラチナ万年筆は、ペン先が硬め・インクフローが
少なめの会社ですので、日本語がとても美しく書ける
ペン先で定評があります。
楽天・Amazonでのレビューも高評価
プラチナ#3776センチュリーの購入後の
満足度はかなり高いようですね。
楽天・Amazonレビューで5点4.5~4.9点と高評価を得ており、
ほとんどの方が5点か4点をつけています。
筆記感はもちろんのこと、質感の高さに満足している方も
多いみたいですね。また、ワイン・ブルーの透明軸の美しさ
も評価が高いです。
価格は?
定価1万円弱、楽天・アマゾンだと8千円台の価格です。
高い質感・特別な機能を持った本格万年筆としては、
かなりお得ではないでしょうか。
ちなみに管理人は、珍しいシャルトルブルー色の
万年筆を使っています。この色は店舗によっては
品切れになるほど人気で、キレイで使いやすい万年筆です。
プラチナ #3776 センチュリー 中字 シャルトルブルー PNB-10000#51-3
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職場のお隣の女性には、
オシャレで国産のわりにオジサンくさくないと高評価でした。
終わりに
いかがでしたか?
今回は1万円で買える国産万年筆として、
プラチナ#3776センチュリーを紹介しました。
- 14金のペン先
- インクが乾きにくい万年筆
- 高い質感
などの点を考えると、文具好きからすると
おすすめしたくなっちゃう万年筆です。
興味のある方はぜひ1度試してみて下さいね。
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